●2022_0606 台湾木工機械協会の新会長にジョー・チャン氏

台湾木工機械協会の新会長にジョー・チャン氏が就任
台湾の木工機械のよりスマート化を目指しデジタル化へ導く
 新会長のジョー・チャン氏率いるKUANG YUNG MACHINERY Co., Ltd.は、1960年創業のリップソー、クロスカットソーの製造メーカーである。欧米各国と技術提携を結びつつスキャナーシステム/インフィードシステムの自動化技術を開発し、産業界の省エネ・脱炭素化に向けて更に省人・省エネ・省資源を可能にする機械開発に力を入れている。
 ジョー・チャン会長は、台湾木工機械業界の次の目標を、「システムインテグレーションを継続し、スマートマシンの開発を支援すること」だと述べ、更に「台湾製木工機械の価値を高め、グローバル市場での競争力を維持するために、次世代のエンジニアや専門家の育成と、デジタルマーケティングの開発に注力していく」と、台湾木工機械業界の3つの方向性を強く示した。
 新型コロナ禍の影響により人々の在宅時間が増えたことで、住宅の修理やリフォームに力を入れる人が増え、欧米ではDIY向け機械に大きな需要がもたらされた。それはアジア地域でも同様であり、台湾の世界への機械輸出額は2020年に21.4%増加、2021年は更に26.8%増加して9億30万米ドルになっている。