■時の話題/特集-月刊ウッドミック300号発行に寄せて
「月刊ウッドミック300号達成おめでとう」 日本木工機械協同組合理事長 下平 紘一
 月刊誌ウッドミック第300号が発刊される事を心よりお祝い申し上げます。
 昭和58年創立以来25年の歴史の中で弛まず300回にわたりウッドミック誌を発刊され、木工機械関連技術の啓 蒙、木材加工産業関連情報の普及に多大な貢献をされていることに敬意と感謝の意を表します。
 木工産業は日本の歴史風土に育まれた高度な技術と庶民の暮らしに根付いた裾野の広い産業ですが、近代化の 課程で木工機械が果たした役割は大変大きなものでありました。
 この25年の間には建築業・家具製造業に代表される木材加工産業は大きく変化し、それを支える木工機械産業 も大きく変遷しております。
ウッドミックはその間の複雑な状況変化を的確に捉え、紙面で報道すると言うマスコミとしての役割を見事に果 たされました。
 今後、日本経済がさらなる成長・発展をしていく為には、木工産業を支える多くの中小企業が機械設備の一層 の近代化と合理化を達成して国際市場で優位を保つ事が重要です。
 折しも2012年までに削減を約束した二酸化炭素の排出削減期限がいよいよ最終段階に入りますが、約束した6% の削減量の中には森林の寄与が3.8%程含まれており、国産木材の有効活用と資源の再利用を強力に推し進める事 が必要不可欠となっております。そのような背景の中で、今後とも木工機械産業が住宅産業、家具産業、インテ リア産業と相互に連携を深め、ニーズにマッチした新技術の開発により一層振興して欲しいと心から願っています。
 産業の発展に情報は必要不可欠で、いま、マーケットの状況はどうなっているか、どんなものが求められ、ど んな新技術が開発され市場に出てくるのかを遅滞なく報道して行く姿勢は大変重要で、ウッドミックの果たすべ き役割はまことに大きいものがございます。
 海外、特に中国等のアジア勢の躍進が目覚しく、マーケットの急速な成長が見られ、世界の環境や資源の需給 状況にも目が離せません。誌上に毎月掲載される「中国情報マンスリー」は大きな情報源として重宝致している ところです。
 また、国内外で頻繁に開催される展示会の詳細な情報も展示会主催者として大変役だっております。
 300号達成を機に、今後とも貴社がさらに大きく発展し、出版・報道を通して木材関連業界に情報提供をされる と共に、業界のオピニオンリーダーとして常に正論を掲げられ川上・川下産業の良き橋渡し役として、あるいは 業界間の連携にも大きく貢献される事を心からご期待申し上げます。

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