■中国木材鹿島新工場を視察する
  明らかに国際競争力を意識して世界最先鋭のコストパフォーマンスを狙う
はじめに……

 先ず最初、中国木材(株)の会社全容を各地の工場等配置図に従って概観しておこう。
 広島県呉市に「本社」と「本社工場」が。少し離れて「郷原工場」がある。本社工場では中国 木材(株)の全製品の生産を。郷原工場では乾燥加工製品(住宅用構造材ドライビーム)と集成材 (住宅用構造集成材ラミナビーム、ハイブリッドビーム)およびプレカット加工の生産を担当。
 佐賀県伊万里市に「伊万里事業所」があり、ここでは集成材(構造用異樹種ハイブリッドビー ム)とプレカット加工の生産を担当。
 愛知県弥富市に「名古屋事業所」があり、ここではプレカット加工の生産を担当。
 静岡県志太郡に「東海事業所」があり、ここではプレカット加工の生産を担当。
 千葉県千葉市に「東京事業所」があり、ここでは「東海プレカット」のCADを一部担当。
 茨城県神栖市に当「鹿島工場」があり、ここでは製材全般と乾燥加工を担当。
 更に物流ネットワーク として伊万里市に「伊万里センター」が、岡山市に「岡山センター」が、大阪市に「大阪センタ ー」が、愛知県弥富市に「名古屋センター」が、静岡県志太郡に「東海センター」が、千葉市に 「東京センター」が、宮城県仙台市に「東北センター」がそれぞれ展開している。


鹿島工場全体の作業別配置は……

 さて、ここからが当鹿島工場の概況説明だが当所はそもそもの構想から13年を経、満を持して 完成した本邦最新鋭の大規模製材工場であり、10月25日(木)竣工披露(関東を中心に東北・東海 など主要得意先・官庁関係者ら約600名を招いた)し、今なお若干の仕掛かり残余があるものの正  全体敷地面積が約39万6900平方メートル、常稼動に入っている。
領域側敷地が約19万6570平方メートル、 うち製材領域側敷地が約20万330平方メートル、加工だから敷地の端から端まで長手で1600平方メートルにも達 する広大な場所である。鹿島工場全体の配置平面図でグリーンに彩った箇所が緑地帯であり、鹿島 地区は特に緑地帯の規定が厳しく敷かれているそうだ。
 また中国木材(株)は周知の如く物流ネットの要になる専用埠頭の自社所有が特徴で、外航船・内 航船それぞれの専用岸壁が完備している。そのうちの外航船バースに接した背後の広大な、青い線 で囲われた範囲は一般人の「無断侵入禁止区域」である。これはテロ勃発以降アメリカと直接取引 する鹿島工場の場合はソーラス条約に縛られ、24時間態勢で厳重なモニタリングが義務付けられて 外部からの一切の侵入防止を図っているからだ。周囲にはフェンスが巡らされており見学者も入れ ない。
 この侵入禁止区域内には、防疫のための「燻蒸処理指定地」 が設けられており、その両翼に広がるのが「原木ヤード」すなわち専用土場で、現在ここには3万平 方メートル前後の原木が蓄積されているが、最大原木在庫可能量は10万トンである。また原木ヤード に接して「原木棟」が連なっており所定の原木処理を施した後、侵入禁止区域を出て次なる「製材工 場棟」へと繋がって行く。この原木棟と製材工場棟までの一連は365平方メートルに及び、製材工場 棟自体は事務所棟に発して185m×125mの規模を持つ。


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(編集部)

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