■ 省資源型 超硬エンシン替刃
  兼房(株)

画像をクリックすると拡大できます。  機械刃物のトップメーカーとして知られる兼房(株)(愛知県丹羽郡大口町中木 口1−1、渡邉將人社長、TEL 0587-95-2821)は、木材加工で不可欠の刃物分野に おいて木機展名古屋での技術優秀賞受賞者の常連となっている。新製品開発の場 としての木機展名古屋の位置付けから見て、連続しての技術優秀賞獲得は立派で ある。それだけに2年に一度の優秀賞受賞に賭ける同社の技術スタッフ陣の意気込 みが強く感じられる。
 今回の授賞は「Ecoエンシン替刃―省資源型 超硬エンシン替刃」である。かつ て第34回展で技術優秀賞に輝いた鉋盤やモルダー用の平刃(ジョインターナイフ) を支える刃物ブロック(鉋胴)を回転遠心力伴う油圧により平刃がより強固にブ ロックに固定される仕組みを持つ高精度鉋胴システムを開発し、切削精度、生産 性、低速回転での刃物寿命の向上が図られたと高く評価された経緯がある。
 次に開発されたのは替刃システムである。刃の再研磨の手間を無くし、刃その ものを簡単に取替えることが出来、常に最良の切削肌が得られるシステムとして 省資源・リサイクル時代に相応しい技術であろう。
 中でも今回授賞した省資源型の超硬エンシン替刃は、従来100%超硬合金を使用 して造られていた替刃の刃先部分だけに超硬合金を採用した省資源タイプの替刃 で、超硬合金使用量を従来製品の93%も削減でき、しかも刃物寿命も大幅にアップ したという画期的な替刃である。
 審査好評でも、稀少資源の有効利用という観点、そしてそれを達成した兼房の 技術が高く評価されていた。

(編集部)

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