■ 全自動柱ほぞ 小屋束 加工機 AHROBO-3
  青山工機(株)

画像をクリックすると拡大できます。  在来木造軸組工法住宅の仕口・継手部材の加工生産は、今や殆ど機械プレカット が主流となっていて、年々、自動化、高能率化が進められ非常に生産性の高い仕 口・継手プレカット機械が開発され実用化されている。
 しかし、それでも屋根部材、小屋束部材、筋交部材等の加工にあっては、熟練 の大工による手加工生産に依存している工場が多く、この分野での自動化が強く 望まれていた。
 「AHROBO-3 全自動柱ほぞ 小屋束 加工機」は、木工・製材・プレカット関連設 備を製造販売する青山工機(株)(名古屋市中川区松ノ木町1-37、青山真人社長、 TEL 052-362-2811)が製造し、申請したもので見事技術優秀賞の栄冠に輝いた。
 同機は、柱、管柱、小屋束等、材両端のほぞ加工やみぞ欠き加工をコンピュー ター制御により自動的に加工できるフレキシブル加工機で、ロータリー加工式NC 制御で、固定された柱・管柱・小屋束材等の両端部を刃物が回転しながらほぞ加 工を行なうという斬新な加工機である。しかも一本の角材から無駄なく部材を最 大限採れるような制御を行なう為、一つ一つの部材が連結して加工され、特に細 かいサイズの小屋束等の加工であっても手作業でのほぞの方向間違いやダブル加 工等の人為的ミスは皆無である。
 大工、作業者は各加工部材の連結された部分を鋸で切り離すだけという簡単な 作業で済み、屋根の勾配、木組みの種類によってサイズや種類が異なる小屋束の 面倒な加工生産も、@胴付き長さがたったの10mmと短い小屋束も安全且つ安定的 に加工できる。Aエキスパート制御システム搭載でランダムに搭載された部材も 長さ等自動計測して、最適な歩留りを計算、加工機が自動的に製品割付を行なう という高い操作性。B最短300mmまでの素材に加工を施せるので、端材の有効利用 が可能。C加工部材には番付け装置により階番号、番付け、低別名、部材番号が 印字される。D木素材を投入しておけば、後はデータ通りに無駄を出さないよう 機械が自動選択して加工を行ない作業効率が良い。EロータリーNC制御(特許申 請中)で各カッター軸が自動補正しながら位置決め加工を行ない、ロータリーユ ニットの座軸内であれば各種の加工が可能であり、汎用性が高い―等の優れた特 長を有した加工機械である。
 ちなみに、AHROBO-3の総発売元は(株)トーア・エンジニアリング(埼玉県朝霞 市膝折町4-21-22、江澤 明社長、TEL 048-468-5000)で、同機の制御プログラム ソフトは全てトーア・エンジニアリングが開発したもの。

(編集部)

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