■ (株)丸和、創立40周年と社屋新築を祝い記念式典を開催
   4月29日、富山名鉄ホテルに300人が集う
 1968年に製材機械の販売修理業として設立された(株)丸和(富山市水橋肘崎592-16、林 克巳社長、・076-478-5800)は4月29日(祝)、富山名鉄ホテルで創立40周年式典並びに社屋新築祝賀会を開催した。
 会場となったホテルの宴会場には約300人もの関係者が招待され、丸テーブルに着席する中、DVDでオープニングビデオが放映されて始まり、地元の浅野太鼓文化研究所所属の「緑光」による太鼓演奏が行なわ後、まず最初に林 克巳社長が挨拶を行なった。
 林社長は挨拶の中で(株)丸和の歴史についても触れ、「本日、我が社の創立40周年記念式典、及び社屋の新築祝いに多数の御来賓各位の御臨席を賜り、誠に感謝いたしております」と、冒頭で感謝を表し、「省みますれば今から40年前、製材機の販売、修理業に将来の夢をかけて、今は亡き熊野修二氏と、事業を起こすべく、私が営業を担当し、熊野氏の優秀な機械技術との二人三脚での設立でございました。
 当時、従業員は私を含め3〜4人でした。会社と言うよりは家内工業的な個人営業の延長のようでした。
 社屋も熊野氏の住宅の一部を改造した、小さな一室で必死のスタートでございました。今、思うと寒気がするぐらいです。無我夢中で働けました事は、若さの力であったのだと思っております。
 これが、丸栄機工、つまり今の株式会社丸和の産声でございます。
 この後、丸栄工業、丸和産業、丸和、そして富山資源開発と社名、事業内容、又、工場も事務所も何度かの変遷を得ながら現在に至っております。
 今回、新たに、天正寺に丸和の住宅部門、水橋に機械部門、そして既存する市田袋のリサイクル部門へと拡大し、従業員も設立当初の3人から107人へと増加致しました。又尚、新設、拡張した住宅部門においては旧本社の1.6倍の本店機能を有し、又、商談コーナーを充実させ心豊かな家づくりをモットーに、お客様本意の満足と、ゆとりある夢を与える住宅づくりを目指し得る環境に務めました。
 又、製材機部門及び産業廃棄物プラントでは、手狭だった製造、修理、販売部門を一ヶ所に集めました。新工場は2000平方メートル、事務所は5000平方メートルの広さになり、お客様のご期待に添える体制に整えました。又、販売面においても通常の機械販売に加え、再生機械へのウエイトを高め、全国の販売代理店網と情報網を積極的に駆使し、国内から海外へと販路の拡張を目指しております。
 これからは、この三地点を拠点として各部門が独立し有機的に結合しながら、お互いが助け合い、独自の経済戦略と独立採算制を目指し、各部門の発展と社会への貢献を目指し、本日の40周年記念と社屋の新築を期に全社員一丸となって、『企業は人なり』をモットーに『堅実第一、お客様第一』を目標として更なる飛躍を期して頑張る覚悟でございます。
 どうぞ、今まで以上に一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げます。(略)」と語った。
 続いて、内閣官房副長官で衆議院議院の長勢甚遠氏(定刻に間に合わなかった為、来賓最後に挨拶)、富山県議会議院の江西甚昇氏、富山市市議会議院の力示健蔵氏、谷井税務会計事務所税理士の谷井良雄氏による来賓挨拶の後、さっそく中小企業金融公庫富山支店支店長の北見紀男氏により乾杯発声の音頭が執られ祝宴が始まった。
 暫し、歓談、飲食、緑光による太鼓演奏を堪能した後、丸和会会長で山本工務店代表の山本次雄氏の発声により万歳三唱の音頭が執られ、林社長並びに夫人、内角官房副長官の長勢甚遠氏も壇上に上がる中、全員が唱和して(株)丸和関係者を祝福した。
 さっそくこれに対し、(株)丸和常務取締役の林 俊成氏により出席者全員に対し万歳三唱の返礼が行なわれ、祝賀会は大いに盛り上がる中、閉会し散会した。
 木工機械関連企業による祝宴会開催は業界低迷からか少なくなっている中、本誌としても久方ぶりにこうした勢いのある祝賀会に招待された。このムードが持続して(株)丸和の発展が続くよう本誌としても大いに期待している。

 (株)丸和・機械部の新社屋工場、木質廃棄資源リサイクル工場、住宅展示場モデルハウスを見学

 さて、祝賀会の後富山市水橋肘崎592番地に完成した(株)丸和・機械部の新社屋工場を見学した。
 敷地面積約11,300平方メートルに木造平屋建て事務所が約472平方メートル、鉄骨造の工場が約2,560平方メートル、そして約85平方メートルの社員寮が建てられていた。
 事務所を木造にしたのは、やはり居住環境の快適性を考慮したからだそうで(社員談)、室内もゆったりとしたオープンスペースになっている。奥にある設計室では最新キャドが導入されており、製材木工機械の販売・修理だけでなくメーカーとしてオリジナル機械の設計役割も担っている。事実(株)丸和では、集塵装置、木材乾燥機械、各種搬送機械、産業廃棄物処理機械を独自に設計開発している。
 現状、工場内あるいは敷地には中古の製材機が綺麗にリニューアルされ、出荷を待っていた。新品の3分の1の価格だと注文主の某ディーラー社長がこそっと教えてくれた。悲しいかな、今や新品の製材機械を躊躇なく導入出来る工場は極めて少ないことが理解できる。
 さて(株)丸和・機械部には40人余が日々社業に励んでいるとのこと。
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 次に、木質系産業廃棄物処理リサイクル工事用の富山資源開発を富山市市田袋に見学する。
 リサイクル工場の土場には、木質系廃棄物の山が幾つかあったが、木造家屋解体により排出された大型の梁や桁材は丁寧に選別されていた。これらは「切削チップにして製紙向けの原料チップになる」と、案内者の林俊成常務は語る。「製紙用チップは主にTパルプとNパルプに販売している。絶乾状態で一・当たり10円余はしていると思う。また製紙用切削チップ工程から出るダストはキノコとかの菌床材料にする」」とも。
 材料置き場には黒っぽい山もあったが、これは材料を移動した為下の方にあった古い原料が表に現われたものだという。この泥混じり様の原料はまずスクリーンに掛け泥を篩い落として後、シュレッダーに掛け燃料用チップにそうだ。
 「冬から春先にかけて異常に細かいものが多くなった。我が社もしっかり勉強しておよそ二ヵ月前にISO9001の取得をしたが、ご覧の通り一日整理を怠るとすぐに山になってしまう。土場の管理は難しい」と、林常務。
 一方、燃料用チップには、運賃プラス処理費が掛けられているそう。木質廃棄物の受け入れ金額から、燃料用チップを生産して経費を引いて正直幾ら残るかと言う世界であるが、昨今の流れとしては、原油高騰で製紙パルプ会社が木屑燃料を欲しがっているので何とか利益を出しているようだ。 古いチップでも粉砕してロータリースクリーンで選別した後、チップウオッシャーでチップを洗って最後には製紙工場向けにできるという。古材チップでも水洗いすると評価は高く、不純物の少ない二重丸の製品になるようだ。
 ただ、畳などは免許を取得して焼却処分。発泡スチロールとしては処理費を掛けて廃棄しているそう。他に樹木の枝葉は溜めておき一気に処理する。堆肥用原料として破砕後に半年くらい寝かし、少しずつほじって別途堆肥工場で再度粉砕した上で機械的に屎尿と混ぜて堆肥を作る。これは園芸店等に堆肥が販売できているのでやれている。
 従来、木質廃棄物のリサイクルは製品価格が安く、それだけをやっていたら採算が合わない。それが今や製紙会社等々が木を燃料にした発電とか、木を燃料にした熱源をどんどん利用して行く状況で、原料が近く不足気味とになり、お金がつく様な形になる時代になるかも知れない…と、リサイクル業者は期待している。
 さらに、木質系以外の建設廃棄物のコンクリートは再生し、また瓦は粉砕して舗装用として使い、お金にしている。
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 最後に、(株)丸和ホーム(富山市天正寺1006-1、林 克巳社長、・076-424-5808)の市内にある住宅展示場のモデルハウスを見学。
 モデルルームはフル装備、高耐久、高品質を謳い文句に木造二階建て施工面積46.62坪、1階全フロアはネフライトが敷かれ温水式床暖房完備で、特別価格1,665万2,700円で販売されていた。
 林常務は、「建売りは33〜35坪で設計する。展示場は仕様を見せる必要から46坪にしてある。今期は約50棟を販売し、その内注文住宅が7、建売り3の割合である。この展示場は準防地域で、サッシもペアガラスで外側はアルミ、内側は樹脂製である。高気密高断熱仕様だが結露もしない。24時間強制換気システムで汚い空気を一箇所に集め排気し、新鮮な空気を各部屋に送っている。木造在来工法であるが、遠赤効果のあネフライトを敷いてあり輻射熱が天井壁に跳ねて室内の温度差がなく」と、語ってくれた。
 以上、(株)丸和グループの祝賀披露の一こま。その日は晴天で、まだ雪景色の綺麗な立山連峰がはっきりと眺められ、祝賀会に相応しい一日となった…。

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