ウッドミックニュース



【インタビュー】
福岡県大川市の成長企業、(株)関家具の関 文彦社長に聞く



▲(株)関家具本社・ショールームの一画

昨年末、日本輸入木工機械協会(安居 実会長、18社で構成)の総会イベントを福岡市で開催した折、メンバーである(株)フクモト(福本寛之社長)のお世話で、家具の一大産地として知られる福岡県大川市にある株式会社関家具(福岡県大川市幡保201-1、関 文彦社長、TEL 0944-88-3515)を訪問した。
同社の応接室に我々を迎えてくれたのは、黒のスーツとシャツに赤いネクタイをキリリと締めた昭和17年生まれのバイタリティー溢れる関 文彦社長で、まず頂いた名刺が拡げるとB5サイズになったのには驚かされた。デカい名刺の表面には、法人名、氏名、役職、住所、電話、メールアドレスの他、……その裏面には、関社長の上半身の写真、経歴、趣味、取得資格、受賞をはじめ、関社長の7項目の信条、法人としての経営13ヶ条、関家具の特徴と強みがびっしりと書き込まれており、正に関社長こそがトップセールスマンとしての立場にある事が伺える。
 中でも「人」を活かすビジネスの項目では『やりたい仕事を任せ、失敗しても文句は言わぬ、責任は全て社長が取るから思いっきりやってください。云々』と、明文化もされており、社員のやる気を鼓舞する姿勢は感動ものである。
 (株)関家具代表取締役 関 文彦社長――私は高校を卒業して久留米の親戚の家具屋さんに7年間ほど勤めました。この間、福岡大学の二部に入り商業を学び卒業して、25歳の時に「家具卸業」を経験なく起業しました。
 当時は、高度成長期前の時代で運良く箱もの家具が良く売れました。お陰様で、今期は49期目となりますが、毎年増収増益で推移し、赤字決算は一期もありません。振り返って、一回も赤字を出さなかった遣り方というのは、商売を始めた当初から日次決算を取り入れて粗利を計算し、毎日の会社の状況を把握できるようにして来たからです。今や、部門毎にキーボードをたたけば各店の粗利がすぐ見られます。
 (株)関家具のメインは今でも「家具卸業」です。北は北海道の門別市から南は沖縄・石垣島の家具屋さんまで、約2500軒分を取り扱い、他に小売りも30店舗、6年前からは家具製造にも進出しています。
関オリジナルとしては「アトリエ木馬」があります。世界中から直接丸太を買い付け、製材から加工まで家具職人が一貫して無垢の一枚板としてテーブルトップを製作しています。昨年の伊勢志摩サミットで使われた長さ14mのテーブルは関家具で造りました。他にもNHKドラマなどに我社の家具を美術協力で随分と使って頂いています。また……
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【話題あれこれ】
世界初の燃料用チップ脱水機を開発、圧縮力で生チップを含水率40%に/(株)トーセン

(株)トーセン(栃木県矢板市山田67番地、東泉清寿社長、TEL 0287-43-8379)は昨年12月13日、沢辺攻氏(岩手大学名誉教授)、川崎油工(株)、川重商事(株)の四者協同で開発した、世界初の「燃料用チップ脱水機」の発表会を、新木場の木材会館檜ホールで行ない、全国からバイオマス事業者を始め、多くの関係事業者、行政関係者など約200名が参加した。
(株)トーセンは、製材所や小規模発電施設、熱エネルギー供給施設を中心とした半径50km圏内での経済圏の構築を目指す「エネルフォーレ50」を進めており、北関東域に二ヵ所のバイオマス発電所を運営している。
木質バイオマス発電で燃料となる木質チップやペレットの含水量は発電効率を大きく左右する。当然、含水量が多ければ発電効率は大幅に低下してしまう。その為、日本国内における木材資源の多くを占めるスギ等の針葉樹は、水分率が高いままでは燃料としての利用に適さず、課題とされてきた。
今回、国産針葉樹材による木質チップの含水率課題に対応すべく開発されたのが、満を持して発表された「木質チップ圧縮脱水機」である。発表会の……
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