ウッドミックニュース



《工場訪問》
木材を余すところなく利用しつくすためのチャレンジ
バイオマス発電所と新CLT工場のコラボレーションを見る
銘建工業



▲銘建工業海LT工場のパネル製造ライン

銘建工業(株)(岡山県真庭市勝山1209、中島浩一郎社長、TEL 0867-44-2695)は、構造用小・中断面集成材や構造用大断面集成材ならびにスギ・ヒノキ製材品の製造販売、木質バイオマス事業までを一貫して行なう、木質バイオマス利用のパイオニアとして近年大きく注目を集めている。
その活動は、官民一体となった真庭バイオマスタウンの構築へと大きなうねりを伴って広がり、同社では平成20年5月に協同組合くまもと製材が稼動開始(筆頭出資者・総販売元、平成25年8月に株式会社へ組織変更)、平成24年1月に高知おおとよ製材鰍設立(筆頭出資者・総販売元)、同年7月に本社工場にCLT製造ラインが完成、平成25年2月に真庭バイオマス発電鰍設立(筆頭出資者)、そして、平成28年3月には日本初のCLT量産工場が完成し、4月より稼働開始している。新工場の生産ラインは、木材加工設備・搬送メーカーの(株)鈴工(三重県伊勢市大湊町656、牛場まり子社長、TEL 0596-36-4320)がトータルコーディネートして手掛けたものである。
銘建工業の新CLT工場(岡山県真庭市目木1-6、TEL 0867-45-7291)は、工場から出る鉋屑やチップ等を隣接する真庭バイオマス発電(株)(中島浩一郎代表取締役、1
kW発電)の燃料として販売供給し、FIT売電の一役を担うという地域全体のバイオマスタウン構想の要となっていることは、多くの人が知る所である。
CLT工場は、米子自動車道の久世インターからほんの数百メートルの所にある真庭産業団地内に位置している。久世インターはそこから東西南北に広がる高速道路の結節点であり、製品配送においても非常に交通インフラの良い場所となっている。
銘建CLT工場と真庭バイオマス発電は道路を挟んで隣接する形で位置しており、工場は、製造棟、加工棟2棟、天然乾燥ストックヤード全て合わせて敷地面積は約4万平米。建物面積は、製造棟が延床面積6012平米(管理棟を除く)で加工棟2棟が延床面積6828平米である。
現在、日本のCLT生産量は……
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