ウッドミックニュース



《話題あれこれ》
CLTを使用した日本初の一般住宅が進行中!
在来工法+CLTのハイブリッド仕様で製造・加工・建設の形を提案


2階まで突き抜ける「大黒壁」の3プライCLT(幅2.7m×長さ5.5m)


▲建設中のCLT住宅外観


 木材加工機械の輸入販売ならびに搬送設備、プラント製造等を手掛ける(株)鈴工(三重県伊勢市大湊656、牛場まり子社長、TEL 0596-36-4320)の常務取締役・牛場正人氏の私邸が伊勢市内で建設中であり、去る8月21日(金)に構造見学会が開催された。
 また、同日午後からは、三重県木材協同組合連合会(黄瀬 稔理事長)の主催で三重県伊勢庁舎会議室にて「CLTセミナー」も開催された。セミナーでは、五十田博・京都大学生存圏教授からCLT建築の設計方法確立に向けた進捗状況他が語られ、更に、牛場邸を設計した山田貴宏一級建築士やCLTパネル加工を請け負った(株)スカイ・高橋幸嗣社長からも、同物件を手掛ける中での工夫点等が説明された。見学会とセミナーの相乗効果でCLT建築に関する新たな知見が得られると、全国から集まった人々は延べ100名を超えた。
 さて、建設中の牛場常務邸は、在来金物工法とCLTパネルのハイブリッドによる混構造であり、住宅にCLTパネルを用いた事例は国内でも初めてとなる。現在、CLTパネルは強度性能が検証中のため、構造耐力計算上は加味することができず、同物件は4号建築物として申請された。
 建面積46坪の二階建て木造住宅は、構造はスギの無垢材(120mm角材)と梁桁材(120mm×240mm)、二階床には5プライ120mm厚のスギCLTパネル、室内の間仕切り壁や大壁に3プライ90mm厚のスギCLTパネル、間仕切り壁の一部にJパネル、そして一階床は構造用合板が使用されたオール国産材住宅である。CLTパネルは45立米、構造材含めトータルで60立米近くの国産材が使用されている。
 パネル製造は銘建工業(株)(岡山県真庭市、中島浩一郎社長)、梁桁材ならびにCLTパネルのプレカットは、(株)スカイ(静岡県磐田市・高橋幸嗣社長)にて、ユニチーム社製「ウルトラ」((株)鈴工が導入)により加工が行なわれた。
 一番の圧巻な見所は……
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