ウッドミックニュース



《時の話題》
今秋開催の「日本木工機械展/ウッドエコテック2015」の出展概要決まる!
国内外の最新木工機械が一堂に会する国内唯一の展示会に!




 今秋11月11日(水)から14日(土)の4日間に亘り、名古屋市港区金城ふ頭にある名古屋国際展示場「ポートメッセなごや」で開催される「日本木工機械展/ウッドエコテック2015」の出展概要が明らかとなった。
 ポートメッセなごやの第3展示館・並びに屋外展示スペースを使用して開催される日本木工機械展/ウッドエコテック2015には、国内外から133社が835小間(屋内128社798小間/屋外10社37小間)を構成する。
 今回展では、国内外から製材・合板用機械設備から木材乾燥設備、木材リサイクル用機械設備、木工機械、木工用刃物・研磨機、各種工具の他書籍類まで最新の技術が見分でき、中でも「インダストリー4」や「IoT」対応設備、CLT生産用加工設備等も出品され、見どころ満載の木工機械展になろう。
 更に会期中、屋内では「木材の科学と技術の最前線」として学会・研究機関によるポスター展示、オープンステージを設営しての研究等発表、交流センターの会議室を利用しての各種講演会、また同・会議ホールでは映画「WOOD・JOB?(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜」の上映会(11月12日)が開催されるなど、盛り沢山な企画内容となっている。

《話題あれこれ》
森林と水と人の関係との研究現場を視る
〜東京大学赤津研究林(愛知県瀬戸市)を訪ねて〜



▲東大赤津研究林では、手入れをした森()と放置林()を一所で比較することができる。放置林の方は雨水により土壌が侵食されている(右写真中央下部)

 東京大学は、大学院農学生命科学研究科の附属施設として、全国に7ヵ所、北海道、東京、千葉、埼玉、静岡、山梨、愛知に演習林を保有している。今年に入ってから「森と水の関係」について知見を広げようと活動を続ける雑木林研究会(事務局=名古屋市中区大須4-1-7-601 アルダー環境設計室内、林 進会長、TEL 052-262-3181)では、去る2月の2015年度第1回オープンセミナーで、「森林と水と人間の関係」をテーマに東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林 生態水文学研究所の蔵治光一郎准教授の講演会を開催。6月20日には、同氏が所長を務める生態水文学研究所の、東京大学赤津研究林(愛知県瀬戸市)の視察ツアーを行なった。雑木林研究会メンバーと本誌記者併せて14名が参加し、実地の研究現場をつぶさに見学した。
 東大赤津研究林(745ヘクタール)は、1922(大正11)年に設置され、93年の歴史を持つ東海地方で一番古い森林の研究施設となる。明治時代、愛知県、滋賀県、岡山県は「3大禿山県」と呼ばれていたそうで、その禿山を森林に再生する目的で、この地に同演習林が設置された。林相は、7割が天然林(2次林)で3割が人工林である。
 「瀬戸焼」で有名な瀬戸市は、平安時代の10世紀頃から焼き物が作られるようになった。瀬戸の山が全部禿山になってしまった原因は、陶器を焼くために莫大な量の薪が必要だったため。10世紀と13世紀(鎌倉期)の焼き窯の跡より出た炭から樹種を調べた研究によれば、10世紀の炭はクヌギが主で一部コナラ、マツの3種類。13世紀の炭はほぼマツであった。10世紀は落葉広葉樹林が主だったが、13世紀には荒れ地に強いマツしかなく、山は既に禿山状態だったことがこうして科学的に立証されている。
 赤津研究林では戦前から禿山を森林に戻す研究を続けており……
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