ウッドミックニュース



【海外展示会視察】
インターツム・ケルン2015&リグナ・ハノーバー2015の結果概要速報
インターナショナルな見本市は顕在!リグナはインダストリー4.0と非木材の加工分野で来場者を魅了する



 「インターツム・ケルン2015」と、「リグナ・ハノーバー2015」がそれぞれの会期を終え閉幕した。
 「インターツム・ケルン2015」(5月5日〜8日開催)は、世界最大級の国際家具産業・木材加工専門見本市であり、家具製造及び内装業界向けの材料・素材・デザインの最新トレンド発信の場として名高い。
 「リグナ・ハノーバー2015」(5月11日〜15日)は、素材から製造過程、そして最終製品に至る全てのプロセスで必要とされる技術や木材加工機械・林業機械について、世界中の最新技術やソリューションが展示される世界最大の木工・林業機械見本市である。
 隔年で開催される両展は、インターツムで木工・木製品・家具業界で必要とされる仕上げ技術や材料を、リグナで加工製造における最新テクノロジーを披露することで、木材関連業界のあらゆる最新技術を包括的に見ることができる。そのため、両展はビジターが一度の訪問で視察できるような日程で開催されており、それが総合的に出展・来場シェアを伸ばす大きな原動力ともなっている。
 今年、両展は出展社数、来場者共に増加した。主催者発表からは、前回展に比べて微増でしかないように思えるし、リグナの出展面積は数値的には減少しているものの、各展とも会場内の密度は非常に濃く、各企業の小間内に配置される機械の数は増え、高くそびえ立つ大掛かりな小間装飾は各々の企業の勢いを感じさせるものであった。インターツムは、素材産業としての中国勢の出展数が伸び、トルコ、台湾等も大頭して再び国際色豊かな様相を醸し出した。リグナは、木材産業における「インダストリー4.0(第4次産業革命)」の具現化と非木質材料の加工を目玉に掲 げて海外からの集客に勢いをつけ……。
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【話題あれこれ】
北上プライウッド『結(ゆい)の合板工場』が本格生産開始!
東北内陸部に生まれた、地域を循環の輪で結ぶ合板工場を視る
〔林野庁林政記者クラブ視察ツアー〕


▲北上プライウッド()の全景

 山側の林業と連携して国産材の100%利活用を目指して世界最先端の設備を導入した、岩手初の内陸部合板工場・北上プライウッド(株)(岩手県北上市和賀町後藤2地割112-1、井上篤博社長、?0197-73-8825)が、この5月から本格的に生産を開始し、6月2日に竣工式を迎えた。
 木材自給率50%を達成するべく国産材利用へのシフトが始まりつつあった頃、3・11の東日本大震災による津波で宮城・岩手・福島の沿岸部が大きな被害を蒙った。東北地方の合板3工場は当時全国の合板生産量の約3割を占めていたため県産材の引きがなくなり、また、岩手沿岸部での工場建設復興は断念せざるを得ない状況であった。
 そうした中、岩手の材を100%利活用する目的で、岩手県内陸部での工場建設の提案が岩手県森連を中心になされた。北上の地が選定されたのは、360度山に囲まれた場所である資源立地、秋田・石巻・盛岡に近いという物流立地、戦前は陸軍の飛行場があった近くであり地盤もしっかりしているという立地面からであった。こうして、岐阜の『森の合板工場』に次いで2番目の、内陸部で国産材を100%利活用する合板工場が生まれた。2014年4月に建設工事着手し、同12月に建屋が完成。2015年4月1日にJAS認定を取得。4月14日には復興住宅向けの製品初出荷を行なった。総工費約78億円で敷地面積は約8万平米である。
 同工場は……
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