ウッドミックニュース

60周年の顕彰を受けられた方々(前列)が、三役と来賓と共に記念撮影。前列左より、服部順昭氏、今村祐嗣氏、飯塚堯介氏、伊藤泰彦氏、富田文一郎氏、川井秀一氏、太田正光氏、奥村正悟氏。後列左より、鮫島正浩副会長、澤木良次氏、今井 林野庁長官、杉山淳司会長、大河内 勇氏、船田 良副会長

《話題あれこれ》
日本木材学会創立60周年記念式典開催!!
記念講演会で『未来へつなぐ』ために、今なすべきことは何か討論される
祝賀会で華やかに60周年を祝う!


(issha)nihonmokuzaigakkai(113-00231-1-17 takasakiyabiru4F,sugiyamajunzikaichou、TEL 03-3816-0396)が今年創立60周年を迎え、記念式典ならびに記念講演会と祝賀会が、3月15日(日)午後1時半より東京大学弥生講堂一条ホールで晴れやかに開催された。60周年を祝う研究者や学会関係者など300名近くが訪れ、大きな節目となる祝いの席は盛り上がりを見せた。
 創立60周年記念式典は、杉山淳司会長(京都大学教授)の挨拶に始まり、産官学それぞれの関連団体長からの祝辞、60周年の顕彰へと続いた。
顕彰は、日本木材学界の発展に貢献、または運営に尽力された方々に対して行なわれ、それぞれ杉山会長より感謝状と記念品が手渡された。受賞者は、
 ▽賛助会員=(株)江間忠ホールディングス(代表取締役社長 伊藤泰彦氏)
 ▽歴代会長の七氏〔西暦は在任の年〕
富田文一郎氏〔1997‐1998、筑波大学名誉教授〕、則元 京氏〔1999‐2000、京都大学名誉教授、当日は欠席〕、飯塚堯介氏〔2001‐2002、東京大学名誉教授〕、川井秀一氏〔2003‐2004、京都大学大学院総合生存学館長〕、今村祐嗣氏〔2005‐2006、京都大学名誉教授〕、太田正光氏〔2007‐2008、東京大学教授〕、服部順昭氏〔2009‐2012、東京農工大学名誉教授〕
 ▽功労者=奥村正悟氏(京都大学特任教授)
それぞれの方への感謝状授与の後、記念撮影の席では、受賞された方々は各々、木材学会の歴史を振り返りつつ受賞の喜びを語った。
 杉山淳司会長(京都大学教授)の挨拶――学会創立60周年の節目に当たり、外国会員を含めて会員数は現在約1900名。これも歴代会長、役員の皆様が多くの困難を乗り越えられ、また、多くの皆様のご支援の賜物であると、深く感謝している。
 今日の森林は、守り育てるものから持続的に循環利用するものへと大きく転換している。林業・木材産業が我が国で成長産業分野と位置付けられ、地方再生の鍵を握る分野とされている。木材学会は、長年に亘り蓄積された木材に関する基礎および応用学をベースとして、木材の利用拡大に向けて社会・産業に大きく貢献するべく責務を負っている。そのためには官庁、産業界、連携学会とのより強い連携が不可欠である。今日は、これまでの活動を振り返ると共に、少し先の未来のために今何をするべきか、ということを再確認する目的で、記念式典を始めとして、今年は国際大会、年次大会、記念国際シンポジウム、R&Dツアーも行なっていく。少しずつ、且つ、確実に木材学の成果を社会にお返ししていくことが、今後の木材学の発展を目指す新しいスタートとなるだろう。

 (記念講演会の様子等は、本誌をご購読ください)