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2014TOKYO国際木工機械見本市/グリーン産業フェア」閉幕!!

3日間で11008名が来場し前回展を大きく上回る大盛会な結果に!

 

日本木工機械協同組合(東京都港区芝公園3-5-8・機械振興会館、原口博光理事長、TEL 03-6435-8215)が主催する「2014TOKYO国際木工機械見本市/グリーン産業フェア」が、今年1016()18()3日間に亘り、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)の西3ホールでの会期を終え、閉幕した。

今回の出展規模は、72社・団体、195小間。3日間での来場者数は、初日2848名、2日目3288名、3日目4872名で、3日間の来場者数は11008名であった。2年前の前回展〔前回展=出展62社・団体、153小間、8271名来場〕。を大きく上回る大盛会な結果となった。

1953年に始まった歴史ある東京展は、今年で丁度40回目。オープニングセレモニーには、産官学のトップから多くの来賓が訪れ、見本市開催に温かい祝いが述べられた。

今回展の目玉となった「木工機械先端技術・新製品コンクール」は、産官学が一体となって優秀な木工機械を顕彰するものである。

木工機械業界で初となる国土交通大臣賞を始めとする五賞には、各部門毎に厳正なる審査の上、55機種が業界初の栄誉に輝いた。

また、来場者による投票形式で選出される「木工機械人気コンテスト」は、エントリー製品の中から、33製品が賞に決定し、それぞれ表彰された。

 

木工機械先端技術・新製品コンクール

■国土交通大臣賞

()平安コーポレーション〔NG5151PBCSMC-12120 大断面加工機〕        

■林野庁長官賞

庄田鉄工()〔プラネットブルー SPB1-3015C〕 

■関東経済産業局長賞

日新興産()NISSHIN スーパーオートカットソー〕

■審議委員会委員長賞

レコルト()〔箱組用NCダボ打機 ダボマスター12S-VH

■輸入木工機械優秀賞

フソー()〔アーテンドルフ社 スライドソー F45NC4(Elmo4)

 

木工機械人気コンテスト

【第1位】庄田鉄工()〔プラネットブルー SPB1-3015C

【第2位】()シンクス〔NCルータ 20ZXGN-1326 ATC5

【第3位】()オカベ〔NC両面ボーリングダボ打機 DPWB-1HNC-STF

 

 「出展者とお客様のための見本市」を目指し、原口理事長を始め執行部一同が尽力し成功へと導いた今見本市。

 初日は来場者も少なかったものの、日が経つにつれ、一般ユーザーの数が目立った。印象的だったのは、閉展間近の時間になっても会場内にかなりの人が残り、商談等に花を咲かせていたことだ。

また、「このセミナーを聴講するため来た」という声も来場者から多く聞かれた。

新設の賞やセミナーの充実など、日本の産官学全体が一体となり、木材産業が更なる高みへと向かうための原口理事長の挑戦は、見事に実を結んだ。

次回展と木材産業の未来へ繋がる大きな一歩になった、と言えよう。

 

 

【講演】

KLH日本代表事務所・武川朋子女史が語る、CLTの発展とヨーロッパ大規模木造建築物の現状

 

 KLH日本代表事務所の武川朋子代表

武川朋子女史は、オーストリア・KLHマッシブホルツ社の日本事務所となるグローバルジャパン()(東京都千代田区二番町7-1-205TEL 090-4810-4572)の代表を務めている。

KLHマッシブホルツ社は1996年にCLT(直交集成板)を開発し、その後ヨーロッパを中心に急速にCLT建築が普及していった。同氏はKLH社のCLT(当時はクロスラミナパネルと紹介)が日本でも普及する可能性を見出し、20062007年頃からKLHマッシブホルツ日本事務所としての活動を始めた。活動を開始した当初から、「今後日本でも大型建築物の領域にCLTが入るようになる」と考えた建築家・ゼネコン等に非常に興味を持たれていたそうだ。

この12年の間に、業界内で「CLT」という言葉を知らない人はいないくらいに日本でも周知されてきた。今号では、武川女史がJWTA(日本輸入木工機械協会、安居 実会長、事務局=()ウッドミック)の711日の定例会議の場で語った、KLH社とヨーロッパでのCLT建築、そして日本のCLT建築の普及に向けた期待と課題について紹介する。

 

武川朋子女史――写真は、ウィーンの7階建て集合住宅。工夫を凝らした空間とデザイン性で人気がありました。実は床や壁はCLTですが、コンクリートで構造的なものを補助しています。

最近のヨーロッパの傾向には、木造ハイブリッドがあります。工場内で構造材とコンクリートと集成材で床を作り、あとは組み立てるだけというシステムです。

CLTは、とにかく工場内でほとんど造られるので非常に施工スピードがあります。それが経済的に大きく影響します。欧州も人件費コストが高いので、いかに現場で短時間に効率化していくか、ということが重要なのです。また、ヨーロッパでは常に、こういった木造建築が出来るとどのくらいCO2の排出を抑えたかという数字を出しています。

私がCLT建設を視察していた時……

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