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2014TOKYO国際木工機械見本市/グリーン産業フェア
10月16日(木)〜18日(土)の3日間東京ビッグサイト西ホールで開催
・木工機械の先端技術に国土交通大臣賞、林野庁長官賞などを贈呈
・経産省、林野庁の支援事業に関する相談コーナーも設置



▲記者会見に臨む石黒將介副理事長(財務委員長)、原口博光理事長、舟久保正榮理事(政策委員長)、龍神圭一郎理事(展示会副委員長)(左から)


 日本木工機械協同組合(東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館、原口博光理事長、TEL 03-6435-8215)は、今年10月16日(木)〜18日(土)の3日間に亘り、東京都江東区有明三に在る東京ビッグサイトの西3ホールで「2014TOKYO国際木工機械見本市/グリーン産業フェア」を開催する。
 その開催概要について、9月1日(月)午後四時から機械振興会館六階会議室で記者発表が行なわれた。
消費増税の反動も一段落し、東京を中心とした東日本では、東京オリンピック・パラリンピックの基盤整備や復興住宅建設の本格化など景気回復の兆しが見えてきている。こうした経済環境の中で開催される今回の見本市は、出展者の意欲も高い。出展者数は53社・団体(前回52社・団体)、192小間(前回158小間)と、共に増加していることが発表された。
 ただ、東京ビッグサイト西ホールという会場の制約もあってか、ライン化された機械や大型機械の展示は庄田鉄工(株)、(株)平安コーポレーション、岩田機械産業(株)、日新興産(株)等の数社に限られるが、輸入機械や国産のコンパクトタイプの機械・工具を中心に先端機械や刃物・工具が出展される。
 木材加工技術がコンピュータ制御に負うところが極めて多くなり、高速ライン化され、企業独自の専用機化が主流になりつつある事から、今回の東京見本市には大規模な出展スペースを必要とするメーカーは出展しづらくなっているのは残念ではあるが、その中でも、コンパクトで汎用的、ルート販売に対応できる機械を展開する(株)シンクスや弥栄鉄工(株)、巴産業(株)、(有)ホルツテクニカ東京・(有)ホルツテクニカナゴヤ、フソー(株)、オカベ(株)等の出展社は、50平米以上のスペースに新鋭機を展示実演する。
 また、1〜4小間のスペースにも切断、ボーリング、接着縁貼りなどの木工機械や電動工具、手工具、刃物・工具、塗装関連器機、バイオマス関連機器、環境対応装置、関連資材など多数の革新的な製品が展示される。
 更に、今回のグリーン産業フェアには、前回に続いて東京大学の安藤直人名誉教授のプロデュースの下、グリーンサーキットコーナーで斬新な木工製品を展示する予定であるし、見本市では、木工機械業界で最初になる国土交通大臣賞、林野庁長官賞、関東経済産業局長賞、輸入機械優秀賞を贈呈する「木工機械先端技術・新製品コンクール」とユーザーの投票で選出される「新製品コンテスト」を実施し、メーカー各社の新製品開発を奨励、フォローして行く。
 特に新しい試みとしては、特設ブースとして「経営(助成金)相談コーナー」を設け、(一社)新日本スーパーマーケットのシニアアドバイザーを務め、(公財)ひろしま産業振興機構の創業マネージャーとして活躍されている弓崎伸彦氏の協力を得て、経済産業省や林野庁の支援事業、補助金対策などについて来場者からの相談を受けると云う。
 また、木材利用を推進する最新の加工技術・情報発信の場として、会期中は数多くのセミナーが開催される。
 アルビン・シエガルト氏(独・住宅加工分野の専門家)によるヨーロッパでのCLT製造・利用の最新事情、山下晃功・島根大学名誉教授による木育のビジネス展開について、青木謙治・東京大学大学院講師による大規模木造建築について、「木工機械先端技術・新製品コンクール」の評議員を務める三氏、服部順昭・東京農工大学名誉教授と藤井義久・京都大学教授と村田光司・森林総研領域長による、最新の木材加工技術等の講演といった、正に業界の方向性を示唆する盛り沢山な充実内容となっている。
 主催者発表によれば、7月末時点で既に出展申し込みが満小間状態になったのはやはり、往路運賃補助という出展者目線の負担軽減策が奏を効したのではないか、国土交通大臣賞を始めとした四賞の創設も大きい、とのこと。満小間になったことで、業界全体にも活気が見られるようになってきたそうだ。
 「地球温暖化防止に貢献する木材に係わる産業として、社会的地位をどのように具現化していくか。国土交通大臣賞はその一つの表れであり、木材産業全体にいただけたものと理解している。皆が一致団結すれば、期待以上のことができる」と、原口博光理事長は見本市成功に向けた意欲を語る。
 正に、原口理事長がこれまで要望書活動などを通じて長年やってこられた積極的活動が、見本市という新たな場で一つの大きな実を結びつつあると云えよう。
 10月16日(木)〜18日(土)は、密度の濃い三日間が訪れることは間違いない。

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