ウッドミックニュース

ジョージ・ナカシマの家具デザインの世界(2)

AHEC主催のアメリカ広葉樹家具デザインセミナーより〜

アメリカ広葉樹輸出協会(略称=AHEC、大阪市北区西天満2-11-5 米国総領事館内、辻 隆洋日本代表、TEL 06-6315-5101)が主催して去る11月7日に催されたアメリカ広葉樹家具デザインセミナー「ジョージ・ナカシマの世界」。先月号ではジョージ・ナカシマ氏の長女で「ジョージ・ナカシマ ウッドワーカー」社の代表を務めるミラ・ナカシマ氏を紹介したが、今号ではナカシマ氏デザインの家具を生産し続ける(株)桜製作所(香川県高松市牟礼町大町1132-1、永見宏介社長、TEL 087-845-2828)を紹介する。
ジョージ・ナカシマ氏は日本との係わりも深く、一九六四年に高松を訪れた際に、彫刻家・流政之氏を通じて地元の工芸職人が集まったグループ「讃岐民具連」と知り合った。古い伝統様式のものを、より洗練された新製品へ再生しよう、という民具連の主旨に賛同したナカシマ氏は同グループの一員となり、その後「ミングレンシリーズ」の家具を生み出した。(株)桜製作所は、日本で唯一、ジョージ・ナカシマ氏デザインの家具を永年に亘り造り続けている。主にアメリカ広葉樹を使用した家具の製造・販売に積極的で、5年前には、創業60年を記念して同社の敷地内に「ジョージ・ナカシマ記念館」を設立した。ここには日米で製作された60点以上ものナカシマ氏の家具が展示され、5年間で2万人以上の人が訪れている。

▲ジョージ・ナカシマ記念館内部

▲永見宏介氏
「ジョージ・ナカシマが愛したアメリカ広葉樹」

(株)桜製作所 代表取締役 永見宏介氏




我々はジョージ・ナカシマという方と知り合って50年以上に亘って家具作りをしてきたわけですが、ナカシマ先生がずっとやってきた仕事とは、大切な資源である木を、世界中の素晴らしい木をいかに大切にして宝物として使えるか、それをテーマに一生を過ごされたように思います。この考え方を我々は50年以上継いで家具を製作してきました。
……ナカシマ先生は自然の木の姿をとても大切にしていました。ニューホープの豊かな自然環境の中で過ごしつつ実践を重ねておられました。ナカシマの工房の中の林では、……

▲自然の円の形と足のプロポーションが絶妙なバランスで使られたローテーブル

▲ジョージ・ナカシマの代表作、バランス感覚に溢れたコノイドチェア
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