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木材産業関連施策の動向
平成24年度補正予算の概要のうち、強い林業・木材産業構築緊急対策として924億余円、家電、住宅に続いて「木材利用ポイント」に410億円、その他

政府が閣議決定し、2月中旬に成立を目指している平成24年度補正予算案は、総事業費20兆円規模となり緊急経済対策の裏付けとなる内容である。
とりわけ木材産業関連施策の動向としては、?強い林業・木材産業構築緊急対策(「森林整備加速化・林業再生基金」の拡充等)に924億4200万円、?木材利用ポイントに410億円、?林業金融対策に97億円、そして?森林・林業における放射性物質等対策に204億3000万円という予算が計上されており、ともあれ国産木材の需要拡大へ向けたより強力な施策が始まる。
中でも「木材利用ポイント」は地域材を活用した木造住宅・木製品等に付与するポイントで、地域の農産物と交換等を行なう取り組み。410億円という金額は住宅エコポイント新築換算で木造住宅13万6000戸分に相当する(木材産業連絡協議会幹事で大建工業社長の澤木氏談)為、「林野庁として2月から専門部隊を発足させて早急に対応したい」と木材産業課長の渕上和之氏は語っている。
いずれにしても、木材需要拡大に伴い木材加工機械設備業界にも好波及し、今後、大きく設備需要に繋がると期待される。
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◆木材利用ポイント【410億万円】
対策のポイント
地域材の需要喚起のため、地域材を活用した木造住宅、木製品等について、
ポイントを付与し、地域の農林水産物との交換等を行う取組を支援します。
<背景/課題>
・「森林・林業基本計画」に掲げられている「平成32年の木材自給率50%」の実現を目指すとともに、森林資源が豊富な農山村地域の振興を図るためには、年々増加し続けている森林資源(地域材)の利用を拡大していくことが大変重要です。
・このため、地域の川上から川下までの関係業者や地方公共団体の関係者等が一体となって、各地域の特徴を踏まえた、地域材の需要を大きく喚起する対策を進めることが必要です。
政策目標
○国産材の供給・利用量の増加(2005万立米(23年度)→2800万立米(27年度))
○地域材の需要喚起による木材関連産業の活性化と木材価格の安定
<主な内容>
地域材を活用した木造住宅の建築、内装木質化、木製品等の購入の際に、木材利用ポイントを付与し、地域の農林水産物との交換等を行う取組を実施します。実施にあたっては、全国事務局を設置し、都道府県ごとに設置した協議会と連携して、ポイント発行・確認、商品交換などを行います。
木材利用ポイント410億円
補助率:定額
事業実施主体:民間団体
問合わせ先:林野庁木材利用課03-6744-2298(直)

時の話題

平安コーポレーションNOW(なう)



 昭和14年に木工機械・製材機械の製造メーカーの(株)平安鉄工所が浜松市で創業された。以後、木工機械を主体としつつ木工機械刃物、更には新産業機械の開発製造に大きな実績を残してきた同社は、平成2年に社名を現在の「(株)平安コーポレーション」に改称し、鈴木通友社長の陣頭指揮の下、常に新しい時代を意識しながら木質分野ではNCルータ、プレカットマシン、テノーナー、5軸加工機、刃物など、また樹脂・軽金属・新素材分野では立形マシニングセンタ、多目的CNCマシン、3次元加工機などの新技術の開発に取組み様々な最新加工機械を世に出して来た。
 本社機能が移された都田システム研究所の約11600uの工場は既に産業機械の組立スペースとして手狭となり、隣接地に資材保管施設を増設する予定だと云う。特に最近は、機械プレカットライン、新幹線や航空機のボディ加工機など設備の大型化が目立ち、機械重量も大となり組立工場の床補強を図っている。
特筆すべきは、コンベアやモータなども自社で設計開発しており、平安ブランドの高い信頼性を確保、維持している点であろう。
 田工場は、工場内が見渡せるよう回廊が巡らされており、内部は一目瞭然である。組立中の五軸加工機やNC加工機がズラーッと並ぶ姿は壮観である。聞けば、某プレカット工場へは10トントラックで60台分の設備が都田工場から出荷されたと云う。ともあれ、木工から建築、工作機械まで国内外のユーザー工場からの受注が増えて忙しい。
 さて一体、どんな素材を加工する機械造りをしているのか、加工試作サンプルを見せて貰った。
 軽くて強いヘリコプターの羽は、蜂の巣のような樹脂製ハニカムとアルミをサンドイッチした四角の固まりを3次元切削してねじった羽形状に加工する。
カーボン繊維を平織り、綾織りした網代に熱硬化型の樹脂を含浸させてつくったカーボン素材は丈夫で熱にも強く、航空機や列車のほか、車の部品などあらゆる場面で使われている。もちろんジュラルミン、ガラス繊維を熱硬化含浸させたもの等いろいろあるが、これらを3次元加で加工する場面でCNCマシンが活躍している。
びっくりしたのは、これまでの機械で透明樹脂の表面を加工すると、樹脂の切削表面がスリガラス状になって白く曇り、不透明であった。しんし、この表面を特殊なダイヤモンドの単結晶刃物で切削すると、なんと樹脂表面が透明に仕上がり、研磨工程を省くことができると云うのだ。凄いの一言!