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東海木材資源リサイクル協会・山口昭彦会長〔フルハシEPO兜寰ミ長〕に木質資源リサイクルの現状を聞く

東海地方の有力な木質産業廃棄物処理企業12社で構成する「東海木材資源リサイクル協会」を束ねている山口昭彦会長に、同協会の目指す処についてお聞きした。山口会長は、「持続可能な地球環境と企業価値向上の積極的な実現」を経営理念に掲げるフルハシEPO(株)の代表取締役副社長でもあるので、併せて協会をリードする環境志向型企業の現況についても話題提供をお願いした。

福島の原発事故を受けて、国民は安全な代替エネルギーを摸索。
バイオマス発電におけるリサイクル木材資源の安定的供給が不可欠
 東海木材資源リサイクル協会・山口昭彦会長ッッ昨今の我々木材資源リサイクル企業を取り巻く一連の経済的動向を見ますと、今回の原発事故に端を発したともいうべき「太陽光」「風力」「地熱」「中小水力」「バイオマス」の五種類での発電方法別再生可能エネルギー「固定価格買取制度」の開始は一つのエポックです。
とはいえ、バイオマス発電燃料としての木質廃材を活用した場合は1キロワット当たり13円と、これは太陽光発電による電力買取価格の3分の1以下と安く、しかしバイオマス発電設備はハード、ソフト両面で太陽光発電と同程度以上にかかるため、採算性が実にきわどい価格設定になっています。率直に言うと、コスト的に採算が合いません。近いうちに、木材資源リサイクル業界全体で当局に対し、建設資材廃棄物の電力買取価格を上げて貰えるよう訴えていくべきと思っています。
 本誌ッッ買取価格が安いのは、バイオマス燃料は資源が限られることもあり、急速な拡大を抑えるための措置と考えられる、と理由付けがされていますが。
 山口会長ッッ昔から木質リサイクルチップを燃料として使っておられた需要家が、昨今は海外への工場移転、或いは工場の閉鎖という問題に直面しています。特に木質燃料というのは一顧客でも使用量が多く最低でも年間に2万トン以上、大きい事業所ですと年間4〜5万トン使用しますから、そうした事業所が一ヵ所でも無くなったらその事業所へ納入していた燃料がある日突然余剰してしまう…という問題が発生します。
従って、今後は木質リサイクルチップ燃料の新たな需要先としては、木屑炊きの木質ボイラーだけの設備ではなく、いわゆるバイオマス発電との複合的な施設への安定的なチップ燃料の供給を模索して行かなければならないと思っています。
本誌ッッ御社は住友共同電力、住友林業との共同出資で神奈川県に川崎バイオマス発電(株)を設立し、具体的にバイオマス発電事業にも取り組まれておられ、各界から注目を浴びていますね。
山口会長ッッ今日の国内経済情況の中では、木質リサイクルチップ等を燃料として
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