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ウッドミックニュース

工場探訪
量産型・国産木製ウッドサッシの旗手
「潟Eッドテック秋富」を訪ねて

 ドイツはミュンヘンで隔年春開催され、ウィンドウ技術の粋が一堂に集まる「フェンスターバウ/フロンターレ二〇一二」見本市で、(株)ウッドテック秋富(長野県上田市真田町長5589、(0268-72-2003)の太田幸雄社長にお会いした。
 同社は15年ほど前から木製サッシに取り組み、苦労を重ねて国産木製サッシの研究開発に取り組まれ、より性能が良く、信州カラ松や青森ヒバ等木製部分には材料として外材ではなく、国産材に拘った製品開発に乗り出し成果を挙げている。
3・11に伴う福島原発事故の発生以来、節電ムードを核とした省エネルギー問題がクローズアップされ、住宅にあってもエネルギー浪費の多いアルミサッシを辞めて、断熱性能の高い木製サッシにすべきだろう…との認識がひろまりつつある。即ち、今や量産型木製サッシの旗手とも云うべき同社の概要をお伝えしたい。
ドイツ・ヴィニッヒ製窓枠専用加工機がフル稼働する工場

秋富の工場は木工から建具、建材・家具、木製サッシ製造と幅広く行われているので、想像どおり木材料等が所狭しと置かれている。何処で何が加工生産されているのか、にわか訪問の記者には余り良く判然としなかったが、木製サッシ製造だけは先ず、ドイツ・ヴァイニッヒ社製大型モルダーの「ユニコントロール10」、木製窓枠ホゾ取り専用加工機のユニテック10、窓枠外周加工機の「ユニバー10」等の専用機がフル稼働していた。
簡単にウッドサッシの製造工程を追ってみると、@木部の材料はタモ、ナラ、ピーラ、松、ヒバ、オーク等広葉樹、針葉樹を問わず使用するというが、無垢材のままでは反り狂いが発生しやすいので、同社ではあくまで集成材を使っている。最近は国産に拘って信州カラ松の集成材も使用しているとか。
A集成材を必要なサイズに木取りし、モルダーで木製枠材(最大厚150o)の表面を仕上げる。
B枠材の両サイド木口のホゾ取り加工をユニテック10で行なう。木製サッシの種類により枠材のホゾ取り加工形状が異なる為、機械にはカッター刃物が重なり合って仕組まれているが、この刃物の姿は木製窓枠加工機の醍醐味の一つでもある。もちろん予めプログラミングされているので秋富では機械オペレーターは女性社員がテキパキと作業を進めていた。
C適正なホゾ取り加工を終えた四本の枠材はホゾに接着剤を付け互いに差し込み圧着して組み立てられ、四角い窓枠材となる。
D金物を取り付ける為の外周加工はやはり特殊な加工なのでユニバー10と云う専用機で加工される。ホゾ取り加工同様プログラムにより加工が行われるが、ここでサッシの機密性を高めるゴム製のガスケットも装着される。
E次に引き手や、戸車、金物を取り付ける穴加工が行われる。(株)信越工機(長野県長野市大字風間字下川原2034-21東部工業団地内、?*026-221-6699)製のNC加工機が威力を発揮。
F完成した窓枠木部表面をワイドヘルトサンダー(菊川鉄工所製)で磨いた後、更に細かいペーパーで仕上げる。塗装の良し悪しが、木部表面研磨作業で決まってしまう為、念入りな作業となる。
G窓枠にガラスをはめ込み木製サッシの完成。アルミ複合サッシの場合は木とアルミの間に専用部品が取り付けられる。

同社の創業は明治35年に秋山建具店として木製建具製作に始まる。平成5年に……
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