d▲2011.3.震災から間もない南三陸町にて撮影。防災センタービル。
 ここでも30数名の方が亡くなった

ウッドミックニュース


 時の話題 <BR>・高性能、低コストの不燃剤及び不燃建材化技術の開発に目処
  谷和夫氏(埼玉・守谷建具店代表)が実験で確認


 1月号「時の話題」にあった「高性能、低コストの不燃剤及び不燃建材化技術の開発に目処−守谷和夫氏が実験で確認」という記事に拘わる実験を、このほど本誌記者並びに(株)Kオフィスの小島社長立会の下、守谷建具店(埼玉県所沢市三ヶ島三ノ七八三、守谷和夫社長、TEL 04-2948-2336)の敷地内で再現した。
 素人目には、結果は上々。1000度近い焼却炉の中で約1時間、高温の炎に炙られたにも拘らず、燃料として投入した木材や燃料が殆ど灰になってしまったのに比べ、守谷氏お手製の不燃剤を含浸させた試験木片は炭化して形を留め、しかも表面には不燃剤成分がガラス化して皮膜を形成し、なるほど(1)不燃化建材は火災に遭っても炭化するだけで消失はしないであろうこと、(2)炎に炙られると不燃剤が溶融発泡のうえガラス化して材料表面を覆ってしまうこと、(3)コストが安くしかも簡単な方法で木材を不燃化出来そうであること−等が確認できた。
 とは言え、専門外の情報なので或いは「講釈師見て来た様な?b言い」の川柳にあるような事態を招くかも知れないので、専門家の考察を是非希望したい。

焼却炉での不燃剤含浸試験木片の燃焼実験
 2つのスギの木端(約長さ90×幅50×厚さ40ミリ)には既に予め25%濃度の不燃剤と45%濃度の不燃剤が含浸させてあった。それぞれ簡単な目印を付け、燃焼中に他の可燃物からの衝撃を避けるために番線で簡単な保護を施している。
 小型の焼却炉には、建具工場で排出されたタモ材木っ端と鉋屑が燃料として投入され、着火後焼却炉内にブロワーで風を送り高温での燃焼環境をつくり、2つの試験片を投入した。
 約1時間、送風しながら燃焼し続け、殆どの可燃物が灰となって消失した後、炉内から黒く残った試験片を取り出し、考察を行なった。
 取り出す際、炭化した試験片から外部へ噴出したと思われる不燃剤が石膏のように固化して木片に繋がって出てきた。目視では25%濃度不燃液含浸木片も45%濃度不燃液含浸木片も同じような状態で、やはり両方共に木片表面はガラス化していた。
 Kオフィス(さいたま市南区円正寺187-2・グランデュールヤマザキB-103、TEL 048-884-2665?)の小島 功社長は、「不燃剤の無機物質がガラス化したところを考えると、焼却炉内は1200度にも達していたことを物語っている」と、語る。
 そんな高温の中で1時間も灰にならず形を保ち、まるで石炭の塊の様に硬く艶やかに輝いている試験木片の存在に、正直驚かされた。炉内にあった木材は皆赤く燃え尽きて灰になってしまったのに…。
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