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話題あれこれ

地域材の端材から生まれた『組手什』が被災地支援へ活かされる!

 2009年の秋、「第39回名古屋国際木工機械展」における特別展示で披露された、スギ材胴縁を使用した組子格子を覚えている人はいるだろうか。
『組手什(くでじゅう)』。建具・指物職人が行なう切り欠きの「組手」手法をベースに、地域材の余り部分を活かすため開発された部材だ。切り欠きを交差に組み合わせることで、本棚・食器棚のようなちょっとした家具から室内壁面を覆う「木装化」までを可能にする。この『組手什』による地域材の利活用展開を目指す団体「組手什おかげまわし東海」(事務局=名古屋市中村区那古野1-44-17 嶋田ビル203号、長坂 洋代表、Fax 052-581-8161)では、人々の暮らしの中に地域の木を取り入れてもらいつつ、その売り上げの5%を「おかげさまで」と感謝を込めて山へ還元する活動を行なっている。
 『組手什』を生み出した三人の協働作業とは……
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▲避難所生活に秩序をもたらす組手什
(写真提供:組手什おかげまわし東海)


海外視察

合弁から独資へ 今年秋、本格稼動

木村刃物製造(株)が中国大連市郊外 新経済開発特区に新工場開設
 今年6月中旬、中国遼寧省大連市で「第16回中国国際家具大連展覧会」「同・国際木工機械大連展覧会」そして「同・国際家具部品及び原始材料大連展覧会」が開催された。
機会あってこれらの展覧会を取材する機会が得られたので、大連市近郊に今年秋には完成予定だと聞いていた木村刃物製造(株)の海外子会社である「星海機械刀片有限公司(XINGHAI MACHINE KNIFE CO.,LTD)」の新工場を訪問・視察させて頂いた。
ドイツ・リグナハノーバー展、台北国際木工機械展など海外視察記が相次いだ為に、順を追って掲載してきた中で「星海機械刀片有限公司」の話題提供が遅れてしまった。読者及び関係者には紙面を借りてお詫び申し上げたい。
 さて、各種工業用刃物及び精密機械部品メーカーとして知られる木村刃物製造(名古屋市瑞穂区塩入町一五番一三号、伊東文昭社長、TEL 052-811-3161)は、1911年(明治44年)に木村栄次郎氏により創業され、機械刃物の国産化、高速度工具鋼付き機械刃物の世界初の開発に成功した老舗である。
同社は1941年に法人化され、戦中は軍需工場として軍需用刃物の生産に従事したが、戦後も引き続き日本刀鍛造法による工業用刃物の製造、超合金を採用した機械刃物の製品化等、日本で初めての技術開発に成功するなど、木工機械用刃物メーカーとして定評がある。
1988年、大連に曰中合弁会社を設立し、刃物生産工場として比較的早くから中国に進出した。「二三年前に進出した頃は周りに全くと言って良いほど何も無かった」と伊東社長。
続いて1994年に今度は曰系独資会社として2番目の工場を、近隣の工場跡地を買収して建設した。そして1998年に
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