■時の話題
  種子島森林資源の地産地消
  中種子町立・野間小学校改築に種子島産スギ圧密建材を使用
  ―「やればできる…!」と、地元は島内木材資源の循環活用に本気…!

 日本に最初に鉄砲が伝来した地である種子島は、九州本土最南端の鹿児島県佐多岬から南東に約40kmほど離れ た北東・南西に細長い島である。面積は約445平方キロメートルで、鹿児島県内の有人離島としては奄美大島、屋 久島に次いで3番目に大きく、また人口は約3万3000人と奄美大島に次いで2番目に多い。西之表市、熊毛郡中種子 町、南種子町の1市2町で構成され、種子島宇宙ロケットセンターはつとに有名である。
 さて昨年の8月、中種子町立野間小学校(鹿児島県熊毛郡中種子町野間5191-3)の校舎が改築され竣工した。改築 部分の建物は鉄筋コンクリート造平屋建てで延べ面積は1311.4平方メートル。このうち1学年から4学年までの校 舎が1127.45平方メートルの他トイレ棟が約184平方メートルである。
 新校舎は平面図にあるように普通教室が8部屋、資料室2部屋、手洗いコーナー2部屋、これら教室・資料室を挟 んで合間に幅8メートル、長さ48メートルの多目的教室(オープンスペース)が設けられており、ユニークな造りで あると共に圧巻である。総事業費は5億2458万5000円。
 特に今回報告したいのは、改築各教室やオープンスペースとしての多目的教室の床並びに腰壁として種子島産 出のスギ材を活用した圧密フローリング、とそして圧密壁材が使われている点である。戦後植栽され種子島で潮 風に揉まれて育ったスギは強度の観点から構造用途としての利用も申し分なく、しかし今回はコンクリート製の 建物であった為圧密化加工して床と壁に使用された。
 種子島産スギ材の圧密加工は……
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