■話題あれこれ
  DKSHジャパンがミカエル・ヴァイニッヒ・ジャパンの事業を買収
 ミカエル・ヴァイニッヒ社とDKSH社の利害一致で迅速統合

 DKSHジャパン(株)(東京都港区三田3-4-19、ヴォルフガング・シャンツェンバッハ社長、TEL 03-5730-7345)は 、2009年5月1日をもって木材加工機器の世界的リーダーとして著名なミカエル・ヴァイニッヒ社(ドイツ)の日本事 業、ミカエル・ヴァイニッヒ・ジャパン社(神戸市灘区摩耶埠頭、アルミン・ラッツヴィル社長、TEL 078-871-7481 )を買収したことを明らかにした。
 今回の事業買収は、DKSHジャパンのテクノロジー事業部門の強化につながるだけでなく、木材加工産業や同社 テクノロジー事業部門がすでに強固な地盤を築いている市場においても、共同市場開発の完璧な基盤となるとし ている。この戦略的買収によってDKSHジャパンは、ヴァイニッヒ・グループの高品質製品を付加し、更なる製品 ラインの拡張を可能にした。
 さらにこの事業買収に伴い、ヴァイニッヒ社が日本の木材加工市場において過去30年間にわたり築き上げてき た確固たる地位と名声をさらに高めるべく、今回の事業買収と並行して、両社は、全製品・サービス分野におい て利用可能なすべてのシナジー効果を推進するとともに、相互の製品やソリューションを補完する高品質の製品 やサービスを新たに導入していく予定である。
 ミカエル・ヴァイニッヒ・ジャパン(株)のアルミン・ラッツヴィル社長は、5月1日付けで同社事業をDKSHジャパ ン(株)へ譲渡すべく、既に今年初め、DKSHジャパン(株)に入社して常務取締役兼ゼネラル・マネジャーとしてテ クノロジー事業部門を統括してきた。従って、ヴァイニッヒの日本における事業は2009年5月1日付けでDKSHジャ パンのテクノロジー事業部門に完全統合された。


 ■日本におけるスイス系老舗名門商社、DKSH ジャパン(株)
 DKSHジャパン(株)(旧日本シイベルヘグナー(株)―2009年4月1日社名変更)は、日本における最初の外資系商社 の一つとして1865年(慶応元年)に横浜で創業した「シイベル・ブレンワルド商会」を継承し、以来140年以上にわ たって、日本とその文化に貢献してきた老舗。
 当時「横浜甲90番館」と呼ばれた商館は、日本の生糸取引の中心となり「生糸王国日本」を築きあげる上で大 きな役割を果たした。また、日本最初のガス燈のためのガスプラント設置にも貢献し、明治中期には時計・機械 などの輸入を開始するなど、日本に根ざしたスイス系商社として多くの足跡を残してきた。
 歴史的に同社はヨーロッパとアジアという2つの文化の間で調整役を担いつつ、ユーザー並びにビジネスパート ナーに対し、変化し続けるニーズに対応しながら、質の高いサービスの提供を目的として活動して来た。
 今日、DKSHジャパンは、スイス・チューリッヒに本社を置くDKSHグループの一員として、またマーケットエク スパンションサービスカンパニーとして、日本では消費財、生産資材、テクノロジーの3つの事業部門がビジネ スを展開しており、2009年度売上高は356億円。


   ■DKSHグループ
 ちなみに、DKSHグループは140年以上も前からアジア太平洋全域の地域社会に深く根ざしてビジネスを展開して きたという長年の歴史と伝統を有している。特にアジア市場に焦点を当てたマーケットエクスパンションサービ スグループとして、新たな市場や既存の市場でのビジネス拡大を模索する企業やブランドの事業展開を支援して いる。
 同グループは現在、消費財事業部門、ヘルスケア事業部門、生産資材事業部門、テクノロジー事業部門の4部 門で事業を展開しているが、グループでは調達、マーケティング、販売、流通、アフターサービスを組み合わせ た包括的パッケージサービスとして提供している。これによりビジネスパートナーに専門知識と独特の規模と奥 行きのある幅広いネットワークに基づいた現地ロジスティックスの提供が可能となるとしている。
 DKSHグループは、世界35ヵ国(うち20ヵ国はヨーロッパ・アメリカ)に460のビジネス拠点を有し、2万2000人以 上の専門スタッフを擁している。2008年のグループ年間売上高8000億円(84億スイスフラン)及び従業員数におい てはスイス企業のトップ20にランクされている。


 ■ミカエル・ヴァイニッヒ・グループ
 一方、日本事業をDKSHジャパンに譲渡したミカエル・ヴァイニッヒAGおよびヴァイニッヒ・グループの各企業 は、木材加工産業全般向けに最新鋭技術を提供しており、その事業分野は木工機械、刃物、すべての関連サービ スの開発、製造、販売に及んでいる。
 ミカエル・ヴァイニッヒAGの主要製造工場は、ドイツのタウバービショフスハイムに1905年に設立されて以来 、稼動を続けており、同工場ではおよそ1100人の従業員が業務に従事している。そのほか、ヴァイニッヒ・グル ープはドイツ国内はもとより、スイス、中国、スウェーデン、米国など世界各国に生産拠点を有している。
 ヴァイニッヒ・グループは、ミカエル・ヴァイニッヒAGをはじめとする17の企業から構成され、さらに各地の 現地法人を通じて世界中で事業を展開している。グループ内のメーカーとしては、ドイツのグレコン社・ディム ター社・ライマン社、スウェーデンのワコー社、2007年にグループに参加したルクセンブルグのラクスキャン社 などが挙げられる。
 ヴァイニッヒAGがモルダー分野で世界的リーダーであるのと同様、グループ各社は、それぞれの専門分野で国 際的なマーケットリーダーの地位を占めており、ヴァイニッヒ・グループは、小割りからプレーナー・モルダー 加工、3次元加工、最適木取り(オプティマイジング)による自動クロスカットに至るまで、木材2次加工のソリ ューションを一貫して提供している。
 ヴァイニッヒ・グループの2007年の従業員数は約2万2000人、売上は4億1100万ユーロである。


   ■ヴァィニッヒ製品は引続き神戸を拠点に営業展開
 これ迄、ミカエル・ヴァィニッヒ・ジャパン(株)が行なっていた全ての業務・サービスは、DKSHジャパン(株) テクノロジー事業部門に新設される「木工機械部門」に引継がれる。今回の譲渡・買収劇は、今後DKSHジャパン (株)テクノロジー部門はヴァィニッヒ社製品だけにとどまらず、優れた製品を取扱うことも視野に入れての統合 であり、今後はより幅広い製品ラインナップとサービスを提供し、より大きな相乗効果を生み出そうとの戦略に 基づいて実行される。
 サービス体制も、組織の統合によりヴァィニッヒのエンジニアを含め25人体制で臨み、ヴァィニッヒ社とDKSH ジャパン(株)テクノロジー事業部門が有するノウハウと専門知識を最大限活用してユーザーのニーズに対応した いと、DKSHジャパン(株)テクノロジー事業部門を統括・担当するアルミン・ラッツヴィル常務取締役は語る。
 従って、ヴァイニッヒ社製品等の営業サービスは従来の神戸ショールームを含め引続き神戸を拠点として展開 して行くとしている。

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